名もなき器 - 名もない一本の木に命を吹き込み蘇るイノチ「名もなき器」。津山銘木有馬店が銘木店として取り組む、銘木+漆の器

名もなき器について

誕生ストーリー

1960年代に外国の木材の輸入が解禁され、その価格の安さから外国材が一般に浸透しはじめ、銘木の使用もそれと並行して徐々に少なくなりました。
建築環境では、和室が減ったことで、銘木を使用する機会も少なくなり、その結果職人が銘木を扱う機会も減少しています。
また木材加工という製作プロセスの側面では、近年、家具業界でも、IT技術と製造技術の融合がはかられ、海外への製造拠点の設置、ITを駆使した製造の機械化を通してコスト削減が実現した一方で、長い歴史の中で、人から人へと引き継がれ培われてきた手仕事による技術が力を発揮する場面が少なくなっています。

そのような木材を取り巻く環境の変化が起きつつある現在。
私たちが普段の生活の中で「銘木素材」や「手仕事のなされた銘木」を目にする機会は、極端に減っています。

また、流通インフラの面では、インターネットの普及により商品の売買を取り巻く環境が、近年変化しています。
直接お店に行くことなく、オンラインで物を購入できるようになりました。
インターネットの普及により、「人と人」「人と物」「人と事」がつながる機会が増えてきています。
このような社会環境の変化の中で、私たち銘木店にできること。
それは日本各地に埋もれる「職人」と「銘木」を結び、皆さまの声に寄り添いながら、製品を通して木の力をお伝えしていくことです。

人は潜在的に、「木」が好きである―。


普段、「木」に触れる機会が減っているからこそ「木」の魅力を形にしてお伝えしていく必要があります。
このプロジェクトでは、普段目にすることのなくなった銘木を、器という形を通して
最大限に生かし、職人の技を通して、銘木の良さを、を目指しています。