津山銘木有馬店

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伐採禁止の屋久杉が、なぜ販売されているのか?

屋久杉は伐採が禁止されているのに、
なぜ屋久杉が商品として世の中に出回っているのでしょうか?

「伐採禁止の屋久杉で作られたものを買うのはどこか気がひける」
と思われる方がたくさんいらっしゃいます。

現在屋久杉の伐採はおこなわれていません。
しかし、新たに屋久杉を使った品物が生産されています。

その理由ですが、
土埋木という、土に埋もれた材料を使用しているからです。
新たに、切り倒すことは禁止されていますが、
かつて切られ、山に野放しにされた屋久杉は使っていいことになっています。
その方針のもと、林野庁という国の機関が主体となり、
土埋木の競り市が定期的に鹿児島でおこなわれています。

この写真は屋久島の山の写真です。
写真に映るのは台風によって倒れた屋久杉です。
屋久杉土埋木
屋久島の山では、
こういう風に屋久杉が野放しにされている景色がめずらしくありません。

ただし・・・
こういった土埋木も年々減少しており、
あと1~2年ほどで枯渇するといわれています。
すこし前ですが、その内容が読売新聞に掲載されました。
屋久杉土埋木の記事
参考記事:読売新聞(2013/2/5)

土埋木が枯渇すれば、
あたらしく商品をつくることができなくなります。
土埋木の減少によって
年々原木価格が上昇してしまっています。
一部では投機目的の購買がおこなわれています。

あたらに原木が出なくなることを考えると、
現在流通しているすでに加工された屋久杉のユーズド商品を
いかに活用できるかが、生き残るための道のひとつだと感じています。

ということで
伐採禁止の屋久杉ですが、
伐採しているのではなく、土埋木を使用しているため、
出回る商品に違法性はありません。が、
ここ数年での枯渇や競り市での価格高騰などを踏まえると、
希少性は高まってきています。

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2015年5月追記)
林野庁が正式に、屋久杉土埋木の競り市の中止を発表しました。
その内容が3月6日の朝日新聞に掲載されています。
こちらから朝日新聞の記事をご覧いただけます。
 ▼朝日新聞▼
屋久杉の土埋木、価格高騰 来年度で生産終了へ

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このような状況から、屋久杉素材は年々手に入りにくくなってきました。
特に、瘤材といわれる、屋久杉の中でも希少材が手に入りにくくなっています。
その一方で、屋久杉には、特有の力があります。
樹齢のためか、屋久島の土地のためなのか、その力の元はわかりませんが
屋久杉材を切った杢目や香りから伝わり感じとることができます。

▼屋久杉の性質と見分け方▼
http://www.tuyamameiboku-arima.jp/yakusugi/nature/

▼屋久杉を使った品物▼
http://item.rakuten.co.jp/tuyama/c/0000000341/

屋久杉は、伐採が禁止されて40年近くがたちます。
希少で、目に触れる機会が減っている一方で、人の手ではまねできない細かさがあります。
あらたに屋久杉の立ち木を切ることは禁止されていますが、すでにある材を、
大切に使い、手に触れ使える形にすることは意味のあることだと考えています。
手触りや杢目が特有の屋久杉は、眺めていると癒されるからです。
この力を使わずに、土に戻すのはもったいないと感じます。
宜しければご覧になってみてください。

 
 


プロフィール

津山銘木有馬店

これからの時代、より大切になってくる“自分の価値観”を思いださせてくれる、天然木製品を世の中に広めていきたいと思っています。


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